いつもはゲルソン・インスティテュートオススメのプラスチックのバケツを使っているのですが、現在、アメリカの薬局で品切れなので、試しにエネマ用ステンレスバケツを買ってみたのでレポートです。
アメリカのアマゾンで買いましたが、これと同じ商品は、現在は日本に輸入できないようです。タイミングによっても変わるのでチェックしてみてください。
でも、、、
結論から言うと、とても使いにくいです。
使いにくい理由は以下の通りです。
1.ステンレスで中が見えないのでコーヒーが流れているかが確認できない。
これは以前から聞いていて、でも、だいたいわかるんじゃないかなと思っていたところ、意外とストレスです。
プラスチックバケツでしたら、目盛りを通過するのが確認できますね。
2.管が太くてコーヒーが流れるのが早すぎる。
ゲルソン総合ワークショップの教科書には、「バケツは60cm以上、高いところには置かない」と書いてあるのですが、以前のバケツは管が細く、ゆっくりと流れるタイプだったので、1mくらい高い位置から流していました。
同じ位置だとものすごいスピードで流れて腸に負担を感じるほど。
やはり、ゆっくりと流し込むことは大事だと思いました。
3.最後のコーヒー液が途切れてしまう。
これはプラスチックでも起きることですが、ステンレスの注ぎ口とシリコン管の接続部分の位置が問題になります。
ここですが、下についている方がバケツのコーヒーがスムーズに流れ出ますよね。
この位置だと、かなり残ってしまうので、最後はバケツを手で傾けてます。
そして、コーヒーを浴びてしまったことが!!
しかも白いリネンのシャツだったから(涙)「もう使わない!」って気分になりました。
上達しましたけど、、、
4.コーヒーが冷めてしまう
これは盲点でした。
プラスチック製だとそれほどでもないのですが、ステンレスなのでより熱を奪い、せっかくちょうど良い温度に調節したコーヒー液が冷たくなってしまいます。
ステンレスバケツに入れることを想定して、熱めのコーヒー液を入れているのですが、この調整は、プラスチックのほうがかんたんです。
5.管の中のコーヒー液が冷たくなってしまう
コーヒー浣腸をするときは、一旦、シリコン管の全体にコーヒー液が満ちるようにします。
腸に空気が入らないようにしておきます。
ところが、この管は太いのでこの作業に時間がかかります。
放置しておけば、1分か2分もすれば終わるのですが、そうしている間に、管の中のコーヒー液だけとても冷たくなってしまいます。
腸に入るとひんやりとするので、よくないですね。
コーヒー液は、1回分をメイソンジャーの8オンス(240ccくらい)に入れて冷蔵庫保管してます。これを薄めて1リットルにして使いますよ。
6.ステンレスが硬くて当たりが強い
意外とこれ、気ににまります。
プラスチックだと洗面台とか鏡に当たってもそれほどではないんですが、ステンレスはカツンと当たります。
さてさて、ステンレスのいいところですが。
1.衛生的
これは圧倒的にステンレスの勝ちです。当たり前ですが、何度、使ってもピカピカです。
太い管も汚れにくいように感じます。
とはいっても、プラバケツはある程度の使い捨てと考えます。実際、汚れが落ちなくなったら捨てます。
2.エコ
ステンレスは、多分、半永久的に使えます。
シリコンの管の部分だけ取り替えればOKです。
それが魅力で買いましたが、在庫が戻れば、プラスチックを購入すると思います。
また、ひまし油浣腸などをすると、ステンレス製がいいのかも知れませんが試してみないとわからないですね。
3.コックが3段階ある。
コックは、この丸の部分ですが、コーヒーを止めたり流したりするものです。
これが、「全開で流す」「緩やかに流す」「止める」の3段階があるので流れのスピードを調整できます。シリコンの管が太いのでこれは有効ですね。
箱から出すと、こんな感じでパッケージされています。
ゲルソン・インスティテュートのメンバーにもプラスチック派、ステンレス派、と分かれているのでそれぞれにメリットを考えて使ってみるといいと思います。
オススメのコーヒー浣腸バケツは
日本で購入するなら、いしぐろクリニックのエネマバケツです。
画像がなくてごめんなさい。リンクから確認してくださいね。
いろんなタイプを使いましたが、このエネマバケツは、本当に繊細にできています。
管の細さで、コーヒーの流れるスピードが程よい感じ。
石黒さんこだわりのシリコンの柔らかさ。
ゲルソンエデュケーターの石黒さんだからできた、こだわりの逸品だと思います。
輸入するなら、アメリカの薬局のstatmxのCleansing Enema Bucket (Disposable) です。ところがこの商品、もう長い間、欠品中でなかなか在庫が補充されません。
輸入送料は6000円くらいだったと思いますので、他のサプリメントと一緒に買うならお得ですが、単品では手が出ないですね。
まとめ買いも、あまり数が多いのは要注意だそうです。個人で使う範囲の数に留めましょう。
せっかく楽しみにしていたステンレスのエネマ用バケツですが、私には残念な使い心地でしたのでシェアしました。
現在、コロナウイルス感染予防のため、ワークショップは募集しておりません。ただ、患者さんの状況によって、沖縄県内のかたに限定し、1家族ごとのプライベートワークショップは検討させていただきますのでこちらのページの「お問い合わせ」よりご相談ください。
杉本より回答させていただきます。
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